コーヒーで旅する日本/九州編|丁寧にコツコツと。「Coffee Beans GO STRAIGHT」が豆売り専門で20年以上愛される理由

東京ウォーカー(全国版)

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人柄が味に出る、それがコーヒー

2001年(平成13年)の開業時から愛用しているフジローヤルの焙煎機

山領さんは「焙煎とは生豆を焼いていく作業なのですが、決して焦がしてはいけないと考えています。豆に焦げというストレスをかけることなく、じっくり芯まで火を入れていくイメージ。これは手網焙煎をしていたとき、色が変わっていく様子を実際に目で見ていたのがとても役に立っていると感じています。もちろんすべてがイメージ通りというわけではないですが、それも含めてコーヒーの楽しさです。想定外を経験として積み重ねていって、今までよりももっとおいしいコーヒーを追求していくというスタンスに変わりはありません」と話す。

定番ブレンドは中煎り〜極深煎りの4種

さらに、店ではナチュラルやウォッシュト、ハニープロセスといった比較的トラディショナルな精製を施した豆を扱うことが多いのも特徴。「変わった精製法の豆を仕入れることもできますが、コーヒー本来のおいしさを届けたいと考えたとき、少しその方向性とずれる気がしていて。一方で普段飲んでいるものとは一味違うコーヒーを届けるという意味で、COE(カップ・オブ・エクセレンス)入賞歴のある農園が育てた豆やゲイシャ種などをスポットでリリースすることはあります。私自身が飲んで、おいしい、おもしろいと感じた豆を選んでいたら、そういったラインナップになったという感じです」

【写真を見る】西新という街はどこか人情味にあふれている

飾らず、気取らず、自分ができることをひたすら続けてきた22年間。「実はサラリーマンを辞めて店を開いたのは、当時3歳だった子供と過ごす時間を少しでも増やせたらと思ってのこと。開業の理由としてはダメですよね」と苦笑いする山領さん。逆にそんな優しいエピソードを聞いて、山領さんが焼くコーヒーはきっと温かみのある味わいなんだろうと想像が膨らんでならない。

山領さんレコメンドのコーヒーショップは「自家焙煎珈琲専門店 伽楽」

「西鉄天神大牟田線の高宮駅のそばにある『自家焙煎珈琲専門店 伽楽』さん。私がサラリーマンをしていたころよく足を運んだお店で、福岡市内の自家焙煎コーヒー店としては老舗です。スーパーにも商品を卸すなど、コーヒーの裾野を広げることにも力を入れてこられた店だと思います」(山領さん)

【Coffee Beans GO STRAIGHTのコーヒーデータ】
●焙煎機/フジローヤル半熱風式3キロ
●抽出/なし
●焙煎度合い/中煎り〜極深煎り
●テイクアウト/なし
●豆の販売/100グラム700円〜


取材・文=諫山力(knot)
撮影=大野博之(FAKE.)

※新型コロナウイルス感染症対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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