現役女子大生タレント・中川紅葉が過去の自分に贈るエール「疲れても良いと思えるくらい人を信じてみた挑戦の証」/ココロすっぴん#24
東京ウォーカー(全国版)
青山学院大学に在学する現役女子大生で、演技やバラエティなどマルチに活躍している中川紅葉さんによるエッセイ連載「ココロすっぴん」。かなりの読書家で、大学生・タレント・インフルエンサーなどのさまざまな顔を持つ彼女が日々感じたことを、忖度なく書き綴ります。第24回では、女子校から大学を経て傷つきながらも向き合ってきた人間関係について。
#24「“信じる”って難しい」
女子校で育った私は、本当によく女の子にモテた。自分で言うのも恥ずかしいが、かなりモテてきたと思う。女の子に。バレンタインのチョコは後輩だけで40個近かった年もあったし、年に何度かは本気のラブレターをもらうことも。
そのせいか「人の恋愛対象=異性」という固定観念をあまり持たずに生きてきた気がする。最近「ダイバーシティ(多様性)」という言葉が多く謳われているけれど、今更?と思うほど。私自身の今の恋愛対象は異性だけれど、まだそんな相手に出会ったことがないだけで、今後「やっぱり同性の方が好き!」となる可能性があるかもしれないとすら思う。
今まで女の子に告白をされても嫌ではなかったけれど、「今のところ対象ではないのだ…」と申し訳ない気持ちはあった。だから「好きになられる可能性」から逃げるべく、なんとなく同性にも異性にも壁を一枚挟んでしまう。そうか、それで誰にでも少し距離を取ってしまうのか、と23年生きてきてようやく気がついたりしている。
大学に入学してすぐは、クラスで出会った女の子とお昼ご飯を食べに行っただけで他の女友達に怒られたり、"初手から距離近め男の子”を目の当たりにしてこれが共学かと圧倒したり、とにかく刺激的な1年で。18歳の頃から、人間関係をより狭くしていこうと考えだしたように思う。
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