肉だけじゃない“麺モ見ロ”!「麺GARAGE 肉ヲ見ル」の自家製麺

東京ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

ブラジルのバーベキュー料理・シュラスコをトッピングしたラーメンで話題沸騰中の「麺GARAGE 肉ヲ見ル」(東京・三軒茶屋)。肉ばかりがフィーチャーされがちだが、実はそれ以上にこだわっているものがあった。それが自家製麺。シュラスコ専門店を経営しながら、その合間にわざわざ自ら“麺修業”を積んだオーナーに麺に懸ける思いを聞いた。

噛むほどに小麦の風味が増す、オーション100%の力強い中太ストレート麺


店内の一角に設けられた製麺スペース。ここまで毎日麺を打っているのが、オーナーの佐藤拓さんだ。

「麺作りは難しいですね。小麦の種類や配合を変えたり、加水率を変えたり、いろいろと試行錯誤をして、ようやく納得のいく麺が完成しました」(佐藤さん)

三軒茶屋で2店舗あるシュラスコ料理専門店「ブラジリアン食堂 BANCHO」のオーナーでありながら、ラーメンに魅せられて店を出すことを決意。

「やるからには中途半端なものは作りたくない」と、製麺機メーカー「大和製麺所」(本社・香川)のラーメン学校に入学し、自ら麺作りを学んだ。

現在、「麺GARAGE 肉ヲ見ル」で出している麺は3種類で、メニューに応じて使い分けている。看板メニューの「特濃混合魚介ラーメン」(800円)には中太ストレート麺。「スープが濃厚なので、それに負けないコシと歯応えを重視しました」と佐藤さん。G系ラーメンで主流の“オーション”という強力粉100%を使用。力強い食感で、噛むほどに小麦の風味が増していく。

「特濃混合魚介ラーメン」(800円)。オーション100%の中太ストレート麺はワシワシと噛み応えがあり、濃厚スープとよく絡む


お腹に余裕があれば、異なる麺を使った「変えそば」もぜひ!


「特濃混合魚介ラーメン」の麺は130gとやや少なめ。実はこれには理由がある。「もう一つ味わってほしい麺があるからです」と佐藤さん。それが「変えそば」(200円)だ。

豚骨ラーメンの「替え玉」と同じ、いわゆるお代わり用の麺で、タレや香味油などで麺に味が付いている。チャーシューなどの具ものっていて、近年のラーメン界では「和え麺」として浸透し、採用している店も多い。

もちろんこの麺も自家製で、ラーメンの麺とは異なる平打ちの太麺。こちらは純強力粉と全粒粉を配合していて香りが豊か。食感はモッチリで、しっかりとしたコシがあり、小麦本来の風味と甘味を堪能できる。

よくかき混ぜてまずはそのまま、そして途中から残ったスープにくぐらせてつけ麺で味わうのがおすすめだ。

そのほかの人気メニュー「超特濃つけそば」(1,100円)には、準強力粉100%の太ストレート麺を使用。こちらは加水率40%で、モチモチとした中にみずみずしさも感じられる。

「麺作りは奥が深くておもしろい。今後も新たなメニューを出す際には、それに合った麺を作ります」。“シュラスコの名手”は、今やすっかり“麺の達人”になっていた。【東京ウォーカー】

取材・文=河合哲治郎/撮影=岩堀和彦

この記事の画像一覧(全6枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る