お中元に関するアンケート調査を実施!世代・地域ごとの考え方や文化の違いから、お中元に対する本音までが明らかに

東京ウォーカー(全国版)

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お中元でもらって嬉しい商品は食品!

もらったら嬉しいお中元は?

もらったら嬉しいお中元を聞いたところ、お中元を贈ったことがある・ないにかかわらず、もらったら嬉しい商品の第1位は食品となった。しかし、第2位以降は贈ったことがある・ないで異なる結果に。

贈ったことがある人は第2位がスイーツに対して、贈ったことがない人はカタログギフトをもらったら嬉しいと思うようだ。

このことから、お中元を贈ったことがない人は、相手からお中元が何を贈られてくるかワクワクする気持ちよりも、自分で好みのものを選びたい気持ちが強いことがわかる。

お中元にかける予算は3000円~5000円!

お中元を贈る予算は?

お中元を贈る予算を聞いたところ、3000円~5000円未満がダントツの1位。高額なお中元を贈ると相手に気を遣わせてしまうことから、3000円~5000円程度の予算で贈る人が多いようだ。

お中元文化は残っている?

お中元文化は残っている?

お中元文化が残っているかをアンケート調査したところ、「残っている」と回答した人は全体では65.5%という結果に。エリアごとに見てみると、北海道・東北は84.7%、一番「残っていない」と回答した中部は62.7%だった。

今回の調査では、地方の方がお中元文化を大切に守っていることがわかる。

お中元文化は必要だと思う?

お中元文化は必要だと思う?

お中元文化を必要だと思うか質問したところ、「必要だと思う」という回答は全体で35.1%にとどまった。エリアごとに見てみると、北海道・東北は33.9%、九州は48.8%が「お中元文化が必要だと思う」と回答している。

今回の調査では、お中元を贈る文化が残っている地域ほど、お中元文化の必要性を感じていないことがわかった。

必要だと思う理由・必要だと思わない理由とは?
お中元文化を必要だと思う理由、必要だと思わない理由を聞いてみた。

◇「必要だと思う」理由。
「日頃からお世話になっている方に気軽に感謝の気持ちを伝えることができるので便利だと思っています。季節を感じることもできて好きです」(44歳・女性)

「お中元の文化は必要だと思います。なぜなら、日本の昔からある文化をしっかりと受け継ぐべきだと思いました。さらに、日々お世話になっている人に対しての感謝は必要だと思ったからです」(20歳・女性)

◇必要だと思わない理由。
「贈られてきても困ると感じることが多々あります。贈られてくると、相手に贈り返さなくてはいけないという流れで、義務的で不本意の場合が多いですし、『贈る贈られ』のやり取りで相手と連絡を取る機会となるのが心の負担になります」(50歳・女性・九州)

「毎年のようにいちいち購入するお金やお中元を選ぶ時間がもったいない。贈ったらお返しに贈りあうとか、返さなかったら礼儀がどうこうとか面倒なしがらみが増えるくらいなら、最初から何もしない方が気が楽でいい」(42歳・男性・近畿)

以上のことから、お中元を必要だと思う理由は、感謝の気持ちを伝え、日本の文化を守りたいためだということがわかった。一方で、必要だと思わない理由は、連絡を取ることが精神的な負担になり、しがらみが面倒と感じるためだと判明した。

お中元の嬉しかった・悲しかったエピソード

今までのお中元のエピソードを聞いたところ、嬉しかった・悲しかったエピソードが多く集まった。心が温まるものから、苦い経験までさまざまなエピソードを紹介する。

「最近引っ越してきた20代前半の若い方がお中元を贈ってくれたことです。それまであまり接点がなかったのですが、お中元をきっかけに仲良くするようになり、ご近所付き合いも良好になって嬉しかったです」(35歳・男性)

「昔は祖母の家に届くカルピスが箱入りでいろいろな味があって、親戚中の子どもが集まって盛り上がった記憶があります。一つひとつの味に飽き足らず混ぜてみたり、凍らせてみたり、夏休みの思い出です。あるとき、大人になって『懐かしかったから選んだの』と言われて同じようなものをいただいたときは、懐かしさと、そのチョイスが嬉しかったです」(43歳・女性)

「妻の仕事の取引先からお中元が自宅に届き、何も知らず開けてしまいました。妻が帰宅後、それを発見し『取引先の贈り物は受け取りしたらいけない会社のルールがあるのに!勝手に開けて!』と大激怒。こんこんと怒られ、反省だけではすまないほどでした」(50歳・男性)

「重役と関係のあった商品である『自然薯』を取引先に贈ったことがあるが、先方がどのように使ったらいいかわからないので受け取りを拒否されたことがある」(48歳・男性)

嬉しかったエピソードとしては、お中元を通して関係性を深められたり、懐かしい思い出に浸れる嬉しいエピソードがあった。一方で、忘れられないような苦い経験になってしまったエピソードも。お中元を贈るときには、相手への思いやりが一番大切なのかもしれない。

まとめ

今回はお中元文化について、男女490人に本音を調査した。アンケートの結果、お中元文化が残っている地域は多いが、お中元文化がなくなりつつある地域もあるようだ。

時代が変わって義務感や気遣いからお中元を贈るのが億劫だと感じる人が多くなっているようだが、お中元とは本来、普段お世話になっている人に日頃の感謝を込めて贈る夏の贈り物。あまり気負わず、誕生日やクリスマスのプレゼントのように、ささやかでも相手に感謝と思いやりを伝える贈り物をしてみてもいいかもしれない。

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