超絶イケメン・シャバーニの素顔とは?性格はフレンドリーで家族との関係性も良好【会えなくなるかもしれない生き物図鑑】
東京ウォーカー(全国版)
野生を身近に感じられる動物園や水族館。動物たちは、癒やしや新たな発見を与えてくれる。だが、そんな動物の中には貴重で希少な存在も。野生での個体数や国内での飼育数が減少し、彼らの姿を直接見られることが当たり前ではない未来がやってくる、とも言われている。
そんな時代が訪れないことを願って、本連載では会えなくなるかもしれない動物たちをクローズアップ。彼らの魅力はもちろん、命をつなぐための取り組みや努力などについて各園館の取材し、お届けする。第11回の今回は、名古屋市・東山動植物園の近藤裕治さんに、ニシゴリラについてお話を聞いた。
国内では珍しい群れ飼育で、現在5頭が生活
――東山動植物園のニシゴリラといえば、SNSで「イケメンゴリラ」として話題になったシャバーニが有名。同園では現在シャバーニ(オス・26歳)、ネネ(メス・1973年来園、野生由来のため正確な年齢不詳)、アイ(メス・19歳)、シャバーニの息子・キヨマサ(10歳)、シャバーニの娘・アニー(9歳)の5頭を飼育中だ。(2022年11月時点)
ゴリラの寿命は飼育下では50年程度で、ネネは日本の動物園の中では最高齢と言われています。シャバーニは、今が男盛り。彼はオランダの動物園で生まれ、オーストラリア・シドニーのタロンガ動物園に群れごと移動しました。その後、兄のハオコとともに来日。ハオコは東京・恩賜上野動物園にいます。
シャバーニが群れを離れ、1頭だけで東山動植物園にやってきたことを「寂しいのでは?」と思われるかもしれませんが、実のところオスのゴリラが群れから離れるのは野生下では当然。シャバーニにもハオコにも不安はあったでしょうが、群れから離れるのはあくまでも自然の流れです。当園でもそろそろ、キヨマサの今後について考えなければいけない時期に来ています。
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