コーヒーで旅する日本/九州編|自分を偽ることなく、時には技量がないと受け止める。「TOMOMO COFFEE」が教えてくれる真摯であることの大切さ

九州ウォーカー

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コミュニケーションの真ん中にはいつもコーヒーがある

コーヒー豆は常時20種以上

コーヒー豆は青空の珈琲、緑の風の珈琲、深緑の珈琲など、名前もステキなブレンドが4種、ストレートは東ティモール、コロンビア、エチオピア、ケニア、コスタリカ、インドネシアなど11の産地を取りそろえ、焙煎度合いが違うものを含めると全17種とバリエーション豊富。開業時から変わらず、直火式の焙煎機を使っていることもあり、焙煎度合いは中煎り以上で、メインは中深煎り、深煎りだ。ただ、深めに焙煎したコーヒーも生豆が持っているフレーバーはしっかり感じられ、さらに酸味もほどよく残している。深煎りならではのボディ感ももちろんあるため、いわゆる昔ながらのコーヒーが好きという人にはしっくりくる味わいだろう。

【写真】開業時から愛用しているラッキーコーヒーマシン直火式4キロ釜

コーヒーには焙煎した人の人柄が出る。「TOMOMO COFFEE」のコーヒーは、クリーンカップに秀でた浅煎りといった、いわゆる昨今のトレンドとは少し違う。ただ、奥深く、丸みがあり、余韻に甘さが残る味わいは、深町さんの人柄がにじみ出ているように感じる。

スペシャルティコーヒー協会が定めた基準・手順にのっとってコーヒーの評価ができる、Qグレーダーの資格も2012(平成24)年に取得

「福岡で開業したことも私にとっては幸運でした。 豆香洞コーヒー の後藤さん、 珈琲蘭館 の田原さん、 自家焙煎珈琲 萌香 の帆足さん、 ROASTERY MANLY COFFEE の須永さんなど、同年代の仲間たちに出会うことができ、たくさんの刺激を受けてきました。コーヒーはコミュニケーションの真ん中にあるもので、たくさんの繋がりを生み出してくれるもの。これからも、お客さまにとって顔が見える店であり続けたいと思っています」

深町さんレコメンドのコーヒーショップは「このみ珈琲」

「福岡県直方市にある『このみ珈琲』。店主兼ロースターの許斐さんは、当店と同じリーディングコーヒーファミリーから生豆を仕入れています。買い付けグループに入ったのは私よりも断然早くて、大先輩に当たる方。筑豊という地域に根付き、それこそ老若男女、幅広いお客さまに愛されているお店で、コーヒーショップの理想的なスタイルだと感じています」(深町さん)

【TOMOMO COFFEEのコーヒーデータ】
●焙煎機/ラッキーコーヒーマシン直火式4キロ
●抽出/ハンドドリップ(KONO名門フィルター)
●焙煎度合い/中煎り〜深煎り
●テイクアウト/あり
●豆の販売/100グラム550円〜


取材・文=諫山力(knot)
撮影=大野博之(FAKE.)

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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